日本人の人口は減少しています。
2030年には約1.16億人、2060年には約8700万人になると言われています。
そのうち15歳以上65歳未満の生産年齢=労働人口は2030年は
約6800万人、2060年約4400万人になります。
すでに今も日本人の労働人口は間違いなく不足しています。
しかも政府はコロナ禍が終われば観光立国による外貨獲得を目指しています。
減少する人口での税収では先が見えているからです。
全国旅行支援はじまり全国で旅行解禁のような状態でホテル、飲食店、さらに訪日外国人も多く来日し人手不足が明確に。
一流企業ならまだしも普通の会社では日本人の採用募集をかけても
コロナ禍でも帰国せずに残留した外国籍の留学生しか募集がこない現実があります。
さらに日本人が来ていざ面接してみると最低賃金もUPしているにもかかわらず
正直な話、年々レベルが低下しており妥協せざるを得ない状況が進んでいます。
むしろ応募してくる外国籍の方のほうがモチベーションが高くやる気にあふれているケースが散見されます。
外国人スタッフの雇用を検討しよう
私としてはこれだけ世界で労働人口が流動化しリモートでも仕事が出来る時代で
日本人の雇用促進ももちろん大事ですがそこまで採用にこだわる必要があるのかと考えてしまいます。
もちろん会社によっては単純労働、サービス業など職種はいろいろあると思いますが
将来を見据えて外国籍の方の雇用を前提とした業務内容、マニュアルに変更しておくべきだと思いますし
そして採用した外国籍のスタッフをいかに教育していくかを磨くべきです。
では具体的にどうすべきかを深堀りしつつ解説します。
なお最初にすこし注意点があります。
注意点:記事は完璧ではありません。
言うまでもなくですが、記事は完璧ではありません。
すべては私の実体験なので、これからのコロナ禍や戦争など世界情勢によって対応は変わります。
コロナ禍以前の外国人スタッフ採用について
コロナ禍以前、日本ではある程度満足いくレベルの日本人採用が出来ないので空前の外国籍の方の採用ブームが来ていました。
大学、日本語学校で勉強している学生を青田買いしよう。
特に東南アジアの人たちは相当優秀で日本人以上に仕事が出来て労働意欲も高い人が多かったのも事実です。
コロナ禍により外国籍の方は帰国、一時的に優秀な日本人も採用出来るようになったので
そのような発想もなくなったのですが再度コロナ禍以前の発想に戻るべきです。
肉体労働など技能実習生がいないと日本の経済はすでに崩壊寸前まできています。
外国人スタッフの思考
以前は田舎でも日本で働けると喜んで来日していた人たちも見識が高まり
田舎暮らしでは自国と同じであるとの情報も広がり最低でも政令指定都市で働きたいという要望が高まりつつあります。
外国人スタッフはSNSで現状を共有されている
上記の情報がSNSを通じて拡散されており
これから来日しようと考えている人達にもたくさんの情報が入ります。
すでに田舎での労働環境、生活環境の悪さは広がっています。
外国人スタッフのモチベーションが高い理由
ではベトナム、ミャンマー、ラオスなど東南アジアで日本と給与格差の大きい国から
来日する人達のモチベーションはどうして高いのかを理解しましょう。
今、日本でも少しずつ問題になりつつありますが仕組みはこうです。
- 自国で借金をして日本語学校に2年間入学しローン返済を組みます。
- 地元の日本語学校は提携している日本の日本語学校に送りこみ紹介料をもらう
- 日本の日本人学校は就職実績を作りたいのと生徒数が欲しいので現地の日本語学校と提携
- 2年間日本の日本語学校で勉強しながら日本語検定2級を目指す
- アルバイトしながら日本の日本語学校の授業料を支払い
- 日本語学校は田舎だろうが都会だろうが就職先を見つけて就職先から紹介手数料を得る
- 就職した外国籍の人は給与を実家に仕送り、自国の日本語学校へ授業料を返済
なので給与格差のある国から来日している外国籍の人達は自国の家族のため、借金返済のため
キャリアップし給与を上げて帰国時に良い仕事に就くために
背負っているものの違いが労働姿勢に出るのです。
まとめ
我々も外国籍スタッフ雇用についてまずは彼らの文化、宗教などを理解し受け入れる体制を作り彼らの労働背景を理解することが大切です。
今後、多国籍のスタッフが対応し来日する人達に対応できる、理解している企業が
生き残ることは間違いありません。
外国籍スタッフを雇用していると海外からの評価も高く仕事依頼も十分にありえます。
留学していた方、海外で働いていた方には十分理解できると思いますがワールドワイドの視点をもちましょう。
いろんな国の人達と働くことは未来において必要であり
新しい発見もあるので最初は苦労しますが楽しめるようなります。
自分自身、会社が向上出来るよう取り組むよう未来に向けて過ごして下さい。